つか版忠臣蔵
日本人によく知られた「忠臣蔵」の物語。
それを『忠義』の物語に仕立て上げた男がいた・・・
松の廊下で刃傷沙汰が起こった。
着物の裾を踏んですつ転んだ浅野内匠頭が、泡を食って刀を振り回したらしい。
大石内蔵助は読み書きのできない主君のため、代わりに辞世の句を書いてくれる作家を求めて、
宝井其角の元を訪ねる。
さっさと切腹を済ませてお家再興を待つつもりだったが、其角はこのどうしょうもない事件を
〃一級の美談 “に仕立て上げ、芝居に掛けることを思いつく。
仇討ちよりも家のローンが心配な大石内蔵助。
根っからの善人にも関わらず、必死に敵役を演じる吉良上野介。
売れる芝居を書くためなら、男女を心中 “させる〃ことも厭わない近松門左衛門。
一向に仇討ちをしない家臣たちに苛立ちながら、其角と役者たちは〃忠臣蔵〃を作り上げていく。
其角が必死になるその訳には、近松に奪われた女•志乃への激しい慕情があった。
「其角はんにはこの芝居で、
四十七人、皆殺しにしてもらいます」
三咲 暁人 / 劇団暁 高野 愛 / 9PROJECT
小川 智之 / 9PROJECT 澤村 蓮 / 章劇 三咲 春樹 / 劇団暁
瀬川 伸太郎 / 章劇 美月 流星 / 章劇 水廣 勇太 / 劇団朱光
天 夜 叉 紅 ア太郎 / 一見劇団
紅 由高 橘 醍醐 澤村 京 澤村 咲良 澤村 翼貴
つかこうへい / 原作 渡辺 和徳 / 脚本 三咲 暁人 / 演出